ドアクローザーは、ドアの開閉速度を調整したり、ドアを一定の角度で停止させたりすることができます。しかし、長年使用していると、調整がずれてきたり、不具合が発生したりすることがあります。今回は、ドアクローザーの調整方法と、よくあるトラブルとその解決策について解説します。まず、ドアの開閉速度の調整方法です。ドアクローザーには、開閉速度を調整するためのネジが付いています。通常、ドアクローザー本体の側面や上部に、複数のネジが付いています。これらのネジを回すことで、ドアの開閉速度を調整することができます。ネジを時計回りに回すと、ドアの閉まる速度が遅くなり、反時計回りに回すと、ドアの閉まる速度が速くなります。ドアの開閉速度は、ゆっくりと閉まるように調整しましょう。ドアが急に閉まると、指を挟んだり、人にぶつかったりする危険があります。次に、ドアを一定の角度で停止させる機能(ストップ機能)の調整方法です。ストップ機能付きのドアクローザーには、ストップ位置を調整するためのネジやレバーが付いています。これらのネジやレバーを操作することで、ドアを停止させる角度を調整することができます。ドアクローザーのよくあるトラブルとしては、ドアが完全に閉まらない、ドアを閉める時に異音がする、ドアクローザー本体から油が漏れている、などがあります。ドアが完全に閉まらない場合は、ドアクローザーの取り付け位置がずれているか、ラッチ(ドアを閉めておくための金具)に問題がある可能性があります。ドアを閉める時に異音がする場合は、ドアクローザー内部の部品が摩耗しているか、潤滑油が不足している可能性があります。ドアクローザー本体から油が漏れている場合は、ドアクローザーの寿命が近づいている可能性があります。これらのトラブルが発生した場合は、自分で修理しようとせず、専門業者に相談することをおすすめします。