近年、普及が進んでいるスマートキー。鍵穴に差し込む必要がなく、便利な反面、紛失してしまうと、従来の鍵以上に困った事態になります。今回は、スマートキーを紛失した場合の対処法と注意点について解説します。まず、スマートキーを紛失したことに気づいたら、落ち着いて、最後に鍵を見た場所や、立ち寄った場所などを思い出してみましょう。カバンの中やポケットの中、衣服のポケットの中などを、もう一度よく探してみましょう。もし、外出先で紛失した場合は、交番や警察署に届け出ましょう。遺失物として届けられている可能性があります。次に、車のメーカーと車種、年式を確認しましょう。これらの情報によって、対応方法や費用が異なる場合があります。ディーラーや鍵の専門業者に連絡する際に、これらの情報を伝える必要があります。スマートキーには、メカニカルキー(非常用の鍵)が内蔵されている場合があります。メカニカルキーを使えば、ドアの施錠・解錠は可能です。ただし、エンジンを始動させることはできません。スマートキーを紛失した場合、基本的には、ディーラーまたは鍵の専門業者に依頼して、新しいスマートキーを作成し、再登録する必要があります。ディーラーに依頼する場合は、純正のスマートキーを作成することができます。ただし、費用が高額になる場合があり、時間もかかることがあります。鍵の専門業者に依頼する場合は、ディーラーよりも安く、早くスマートキーを作成できる場合があります。ただし、業者によっては、対応できない車種や年式があるため、事前に確認が必要です。スマートキーを再登録する際には、本人確認書類(運転免許証など)と、車検証が必要になります。これらの書類がないと、再登録できない場合があります。スマートキーは、電子機器であるため、水濡れや衝撃に弱いという特徴があります。また、電池切れになると、使用できなくなるため、定期的に電池交換を行う必要があります。スマートキーを紛失しないように、キーホルダーを付ける、置き場所を決めるなど、日頃から注意しましょう。