家庭用金庫には、様々な種類があります。それぞれの特徴を知ることで、あなたのニーズに合った金庫を選ぶことができます。今回は、代表的な家庭用金庫の種類とその特徴について解説します。まず、「耐火金庫」です。耐火金庫は、火災から金庫内のものを守ることを目的とした金庫です。JIS規格やUL規格など、様々な耐火性能の規格があります。一般的に、耐火時間が長いほど、耐火性能が高いとされています。次に、「防盗金庫」です。防盗金庫は、バールなどの工具による破壊や、ピッキングなどによる不正解錠から金庫を守ることを目的とした金庫です。防盗性能は、TS-15やRC-60など、様々な規格があります。一般的に、数字が大きいほど、防盗性能が高いとされています。「耐火・防盗金庫」は、耐火性能と防盗性能の両方を兼ね備えた金庫です。火災からも盗難からも、大切なものを守りたいという方におすすめです。「手提げ金庫」は、持ち運びが可能な小型の金庫です。現金や貴重品などを一時的に保管するのに便利です。「データセーフ」は、CDやDVD、USBメモリなどのデジタルデータを火災から守ることを目的とした金庫です。近年では、「おしゃれ金庫」と呼ばれる、インテリア性の高い金庫も人気を集めています。これらの金庫は、従来の金庫のイメージとは異なり、リビングや寝室など、見える場所に置いても違和感がありません。金庫を選ぶ際には、何を保管したいか、どのような災害や犯罪から守りたいか、設置場所はどこか、などを考慮して、自分に合ったものを選びましょう。