不要になった家庭用金庫をいざ処分しようと思った時、いくつかの手順と注意点があります。これらの点を事前に知っておくことで、スムーズかつ安全に金庫を処分することができます。ここでは、家庭用金庫処分の一般的な手順と、特に注意すべき点について解説します。家庭用金庫処分の最初の手順は、「中身を全て取り出すこと」です。長年使用していなかった金庫の場合、中に何が入っているか忘れてしまっていることもあります。重要書類、権利書、通帳、印鑑、現金、貴金属、思い出の品など、処分後に後悔しないよう、金庫の中身を丁寧に確認し、全て取り出しましょう。特に鍵を紛失して開けられない金庫の場合は、無理に自分で開けようとせず、専門業者に開錠を依頼してから中身を確認する必要があります。次に、「金庫の種類とサイズ、重量を確認する」ことです。耐火金庫か防盗金庫か、どのようなロック方式か、そしておおよそのサイズと重量を確認しておきましょう。これらの情報は、処分を依頼する業者が見積もりを出す際や、運び出しの方法を検討する際に必要となります。金庫本体や扉の内側などに貼られているシールやプレートに、メーカー名や型番、重量などが記載されている場合がありますので確認してみてください。そして、「処分方法を検討し、業者に問い合わせる」段階に入ります。前述の通り、金庫の処分は専門業者や不用品回収業者に依頼するのが一般的です。インターネットで複数の業者を検索し、金庫処分に対応しているか、料金体系は明確か、口コミや評判はどうかなどを確認します。複数の業者に問い合わせて、見積もりを依頼することをおすすめします。見積もりを依頼する際は、金庫の種類、サイズ、重量、設置場所(一戸建てかマンションか、階段の有無など)、運び出し経路などを正確に伝えることが重要です。
金庫処分の手順と注意点